2月の活動記録
■ 二月の一枚 ■ 「家の梅」 2月の活...
逗子・葉山選出の近藤だいすけ副議長(かながわ未来)から「同じ海を持つ自治体の取組でもあり、海業や磯焼けの実態についてぜひ現地を見ておいた方がいい」と声をかけていただき、逗子市と小坪漁協組合が共同で実証実験をしている「漁師タクシー」の取組を視察しました。
私も県議会にて初めてした「海業」。あまり聞きなれないですよね。
海業(うみぎょう)とは水産庁による海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用する取り組みや事業でああり、国内外からの多様なニーズに応えることにより、水産物消費の拡大、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すことが期待されています。https://www.jfa.maff.go.jp/j/keikaku/230718.html
神奈川県では三浦市(三崎漁港)と逗子市(小坪漁港)が「海業の推進に取り組む地区」指定されており、今回訪れた逗子市の小坪漁港は冬の魚があまりとれない時期にわかめ漁をして収入を確保していましたが、それ以外の収入源として今回”漁師タクシー”を実証的に実施しています。
近藤だいすけ県議のINSTAGRAMでは動画でも紹介されています↓
https://www.instagram.com/p/DHI9h8lSEAK/
3月2日(日)、場所は逗子マリーナのすぐ横にある小坪漁協駐車場です。こちらで受付を済ませ、今回は周遊コースの船に乗せていただくことしました。
①受付
こちらのテントで希望するコースを伝え料金を払います。小坪漁港から渚マリーナまでの片道は15分で1000円、今回載せてもらった遊覧コースは約40分で2500円。
②わかめ養殖場見学
逗子沖のわかめ養殖場を漁師さんの解説付きで見学させてもらいます。例年に比べ成長が遅いということですが、初めて見るわかめの養殖いかだに興味津々です。わかめってこんな風に植えられているんですね~。特別に少し引き上げて見せてもらいました。
③葉山沖の葉山灯台別名「ゆうじろう灯台」
わかめの養殖場を見た後は、大学のヨットと並走しながら、葉山沖の名島の目と鼻の先まで遊覧です。葉山灯台のすぐ近くまで来て折り返します。SUPを楽しむ人やクルーズ船も多く、大磯の海よりも賑やかな印象です。
④由比ガ浜沖の磯焼けの状態
帰りは鎌倉の由比ガ浜沖まで船を走らせてもらい、いそやけの状態を確認しました。写真では伝わりずらいですが、かつては水中にびっしりと生えていた藻類が消失して海の底が見えます。ちらほらとウニの姿も確認できました。
現役の漁師から逗子の海や小坪の漁業に関する話を聞けたり、今の時期は昨年好評だった養殖わかめの様子も間近で見れたりと、クルーズ船とは違った漁師タクシーならでは体験ができました。
逗子市HP:第5回小坪漁師タクシー実証実験を行います!
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/jigyosha/suisangyo/1004999/1011966/1012157.html
同じ相模湾といえども、逗子・葉山の海と大磯・二宮の海では、その環境や状態が全く違うことを目の当たりにできたことも大きな収穫でした。天然・養殖、どちらもとれるのが小坪漁港とのことでこの日もたくさんのわかめが天日干しされていました。
商品にならない小さなものは丁寧に茎と葉にわけられ「今日のおかずにするんだよ」とお母さん。
地球温暖化による海水温の上昇により、相模湾でも海水中の環境に大きな変化が起きています。南方系の魚が湾に入る取り組みの目的や逗子の海と大磯の海の違いなど、実際に目で見て多くの学びがありました。水深や湾の状態などが違うと頭では分かっているつもりでしたが、実際に逗子の海を肌で感じると、大磯・二宮の課題に活かせる気づきがいくつも見つかりました。4月には早川にある水産技術センター相模湾試験場に伺い、地元の現状と課題をさらに調査する予定です。
神奈川県全域・東京多摩地域に発行する無料の地域情報紙
A.知事を中心とする県行政から提出される議案を審議し、議決することが最も大切な仕事です。920万人の人口を有する神奈川県の一般会計は約2兆円にもなりますが、議会の議決がなければ、行政は予算を執行することができません。県民の納めた税金の使い道について、目を光らせるとともに条例の制定や改正などを審議・議決することが県議会の大切な役割です。また、団体自治としての県民意志を表明するための決議や意見書を提案・議決します。また、その他に代表質問や一般質問という場において、県政課題や地域課題について会派や議員から、行政の考えを質し、政策提言につなげることも大切な役割です。
A.議会の内部において組織される議員による任意団体です。あくまで議会の内部団体という点で、対外的にも政治活動などを行う政党とは区別されます。小さな町村の議会では会派を作らない場合もあります。また、議員の所属政党で会派を組織している場合が多いですが、諸々の事情で同じ政党でも会派が分かれる場合もあります。会派の大きさにより、質問の回数や時間が割り振られます。また神奈川県議会では4人以上で交渉会派となり、他会派との交渉の場につくことができるようになっています。
A.所属する“かながわ未来”神奈川県議会議員団は、政党に所属しない無所属の議員が私を含め7名、立憲民主党に所属する議員が3名の計10名で構成されています(令和6年7月時点)。10名の議員は横浜・川崎のような大都市から相模原・横須賀・藤沢・厚木・逗子・葉山・愛川・清川、そして大磯・二宮と県内の様々な地域から選出されています。政策集団として、密な議論ができる点が強みです。
A.県議会が開かれている年間200日ほどは、県庁の新庁舎7階の会派室で団会議や行政との打ち合わせ、事務仕事をする時間が多くなります。県議会の閉会中は地元である大磯・二宮で町民の皆様から様々な行政相談をお受けし、また実際に現場に足を運んで視察を行うなどの地元活動をしています。